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 9月27日のアップデートでEXVS.MB ONへの参戦が決定し、注目が集まりだした『ヤクト・ドーガ』ですが、実際に強いの? とか、よく知らないんだよね。という方も多いであろう今日この頃。
 しかし宇宙世紀でも屈指のモビルスーツであるといっても過言ではないと思えるんです。せっかくの機会なので、ただのサザビーのアシストではないことを知っておくのもいいんではないでしょうか。

    

ヤクト・ドーガってどんな機体?

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 ヤクト・ドーガは『逆襲のシャア』に登場するモビルスーツであり、ニュータイプ・強化人間専用機として開発されました。最初はシャアが乗る予定でしたが、サザビーの開発よって見送られ、その後強化人間のギュネイ・ガスとクェス・パラヤの専用機として本編に登場します。 カラーは二種類あり、今回プレイアブルとしての参戦は緑がベースの方ですね。
 型番のMSN-03は、旧ジオン軍のMSジオングから引き継いだ番号であり、ガンダムに対する因縁には浅からぬものがあります。
 

機体の特徴・武装

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 ファンネルやメガ粒子砲内蔵シールドなどの強力な武器を装備しながら小型化に成功し、機動性や整備性は飛躍的に上昇しています。ビームライフルも専用のものを製造し、連射と単射を使い分ければ状況を選ばずに使用することができます。小口径ながらも威力は十分で、小回りのきく機体と相性がよいといえます。しかしヤクト・ドーガのファンネルにはエネルギーと推進剤の再充填機能がないため、長時間の作戦行動には不向きな性能です。一撃離脱を目的とした撹乱・陽動作戦でこそ真価を発揮するでしょう。
 基本的な骨格は前時代のギラ・ドーガのものを流用しているので、機体のバランスに難があり、まだまだ実験的な面がいなめません。  
 作中ではアムロの乗るνガンダムによって撃墜されましたが、基本的なスペックではジオンの未来を担うべき機体であるといえるでしょう。ちなみに名前の意味はドイツ語で狩猟を意味します。


本編やゲームでの活躍

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 逆襲のシャア本編では8機ものジェガンを撃墜し、ケーラを捕えてアムロをあと一歩のところまで追い詰めたり、ラー・カイラムの核ミサイルからアクシズを守り切ったりと、かなりの活躍を見せています。ですがわりとあっさりアムロに負けてしまうことや、ストーリーの都合でどうしてもクェスにスポットが当たりやすいことで不遇の時代が続いた印象がありますね。
 元が量産機のフォルムであるため、一目惚れする人も少ないのかもしれません。よくよくみると、渋くていい機体だと思いますけどね。サザビーやαアジールと比べると地味ってことなんでしょうか。
 また小説版のベルトーチカ・チルドレンではサイコ・ドーガと名前が変わり、スパロボでも量産型が追加されたおかげで、その存在感が多少薄まったのかもしれません。EXVSでの参戦を機に、ギュネイと共に知名度をあげていってほしいですね。



EXVS.MBONでの使用具合




コスト2000の射撃寄り万能機として参戦ですが、弾膜の多さと射撃ガードのついたチャージ攻撃で攻めていく感じですかね。足の止まる武装が多そう、かつ機動性もそれほど良くはなさそうなので、味方との連携が重要な機体になりそうですね。




 なんだかN格の強さがさわがれていますね。攻めに使えなくても、自衛でぶんぶんふれるような性能だったらいいのですが、実装が今から楽しみですね。



さらなる飛躍を!ヤクト・ドーガに要注目!

 
 ヤクト・ドーガの武装やフォルムを見れば見るほど、「ああ、ジオンのMSっていいなあ」とつくづく思いますね。今回の参戦で勢いづいて、プラモでも買おうかと思い立つ人も多いのではないでしょうか。
 今後の活躍に期待して、逆襲のシャアをじっくり見直すことにします。量産機じゃないんです。ワンオフ機なんですよ。「ヤクト・ドーガ、前へ」って扱いで満足できる機体じゃないんですよ。本当に。